子供の頃の記憶を辿りながら、千葉県の野生ランを探す
カヤラン・ヨウラクラン・ミヤマウズラ・春エビネ
(第3回)04月
着生ランもコンプリート!
今回のミッションは、キンランとカキラン。
元々私の住む地域は山間なので、草原や湿地といったものがほとんどありません。ですから、草原・湿原に生えるようなランは、ほとんど見たこともなく、今回の
企画でも外しています(トキソウ、サワラン、サギソウなど)。
しかし、草原系でもカキランは自生していました。私は二箇所の自生場所を知っていましたが、一箇所は植木園みたいになってしまい、
もう一箇所は、確か別荘のような建物が近くに建ってしまい、どうなっているか行って見なければわかりませんでした。
そこでmitsuさんを連れて探索する事にしました。
その現場に行く前に、私の親戚が住む裏山へと向かいました。かつてキンラン、ギンランが生えていたので、キンランを探して見ることにしました。
するとすぐに
ギンランを発見!まだ生えていたのですね!
しかし、キンランの姿は見られませんでした。本来、ギンランの方が珍しいのですが。
私は、古そうな木が生えていたら、欠かさず確認している事があります。コケやシダが付いていたら、着生ランが付いている可能性があるからです。
キンラン捜索中、数本の柿、梅の木があり、コケやシダが生えているのを確認しました。すべて隈なく見てみると、なんと、レベル9の
カヤランが咲いているではないですか!
レベル9になってくると、運がなければ達成できません。
そしてさらに、同じ木に
ヨウラクランが!!昔はよくみた着生ランですが、見つけられるか不安でした。良かったです。
mitsuさんはポカ~ンとしていました。でもいい感じの撮影をしてくれました。
良い流れで次はカキラン探索です。この勢いで見つけてしまいたいです。なにせ私の手駒(知っている自生場所)は多くありません。
かつて見つけた場所は、ちょっとした竹林+ススキ野原になっていて、そこにひっそりと生えていたのを覚えています。
しかし、7月くらいから開花するので、葉だけで探索しなければなりません。mitsuさんには困難なミッションですが、
私が一人で探すよりも数%機動力が上がるはずです。
何かランっぽいものを発見したら、すぐに知らせてほしいとお願いしました。
30年ぶりに現場についてみると、近くに建物の跡のようなのもが残り、竹林はなくなり、ススキだけが生い茂っていました。
生えていたあろうポイントにススキを掻き分けて探してみました。
しかし、自然からもらえたものは山ビルだけでした。
この周辺は雑木林が多く、前回失敗したシュンランなどがありそうでしたので、カキランは次回捜索に賭けることにして、
雑木林に突入しました。
すると数分で、
春エビネの開花状態を発見!mitsuさんもすぐに見つける事ができました。mitsuさんは、これが野生ラン発見の初体験
となりました。プチ興奮?しているようでした。
エビネも今はあまりないと聞いていたので、どうかと思っていましたが、やはりレベル2といったところでしょうか?
群生も発見できました。
さらに懐かしい、これまた1回目で見つけられなかった
ミヤマウズラを発見!mitsuさんは「こんなに小さいの~?」と言っていましたが、
慣れれば誰でも発見できるようになります。
ただし、今回もシュンランは発見できませんでした。山ビル=鹿、猪の存在を示しています。やはり鹿、もしくは猪が原因なのでしょうか?
ともかく一日の成果としては十分過ぎる内容だと思います。なぜかミッションとは違うランですが・・・。
今日の成果(コンプリート)
カヤラン
ヨウラクラン
春エビネ
ミヤマウズラ
コンプリート済み(再発見)
ギンラン