子供の頃の記憶を辿りながら、千葉県の野生ランを探す

ヒメフタバラン・ベニシュスラン・シュスラン・夏エビネ

                

(第7回)05月

シュスラン属・夏エビネ探索へ


ついに深山へと突入する事になりました。運動不足の我々には、かなり過酷なミッションとなります。
しかし、山奥でしか見られない、多くの野生ランに出会うチャンスでもあります。
mitsuさんにお付き合い頂き、突入しました。
しかし、30年前に入った山がどうやって行ったのか全く忘れてしまったので、グーグルアースでおおよそのエリアを 決め、川から枝分かれしている沢をランダムに登っていき、その途中で、シュスラン属や夏エビネの探索を行う事にしました。

本流を歩いていると、イワタバコの大群生に遭遇しました。これは開花時期に是非、もう一度来てみたいです。 mitsuさんもかなりのお気に入りです。
イワタバコ


ナツエビネ

まず、一つ目の沢がありましたので、そこから登っていくと、いきなり、ヒメフタバランをコンプリート!! しかも、プチ群生していました。過去に1回しか見た事がなく、場所も特定していなかったので、かなり幸運です。 残念なのは、花が終わってしまっているので、(3月下旬~)また撮影に来ます。


さらに進むと、ベニシュスランにも久々に出会う事が出来ました。 ベニシュスランは人気が高く、当時は乱獲されたので、かなり減っていると思われましたが、この沢では、 ちょっと多すぎるのでは?と思うくらい自生していました。
mitsuさんもかなり発見したので、「ベニシュスランって、結構あるね」なんて言ってます。
現在は採取する人がほとんどいないと思われます。数本のコクラン、ミヤマウズラ、シュンランも発見出来ました。

ナツエビネ

ほどなくして、夏エビネもコンプリート。 個体数は思った以上に多く見られましたが、新葉が食べられている夏エビネに幾度も遭遇しました。鹿もしくは猪だと思われます。
開花は7月くらいからですので、開花したら、また撮影したいと思います。


この感じですと、シュスランやアケボノシュスランのコンプリートも時間の問題と思われましたが、3つ目の沢に入っても 見当たりません。ベニシュスランはなぜかあるのですが・・・。
しかし、沢の出口付近でようやくシュスランをコンプリート!固まって生えていましたが、この場所以外でシュスランを見つける 事は出来ませんでした。この場所を見逃していたら危なかったです。


6時間に及ぶ探索でしたが、残念ながら、アケボノシュスランを見つける事が出来ませんでした。別の沢にあることを期待したいです。 しかし、ヒメフタバランなど、思わぬランに遭遇できたので、満足の一日となりました。


キンラン

今回の成果(コンプリート)
ヒメフタバラン
ベニシュスラン
シュスラン
夏エビネ
コンプリート済み(再発見)
コクラン
ミヤマウズラ
シュンラン

※野生ラン以外の勝手に気に入っている山野草(発見・再発見)
イワタバコ