子供の頃の記憶を辿りながら、千葉県の野生ランを探す

エンシュウムヨウラン

         

ラン科 ムヨウラン属

ムヨウラン探索中に見つけました。
副萼と呼ばれる花の付け根部分の少し下に膨らみがあり、花が完全には開かず、半開に近い状態のものが、東北や四国で発見されており、 エンシュウムヨウランと呼ばれています。
ムヨウランは、副萼の下が全く膨らまないもので、花が全開になるものがほとんどですが、副萼の下が膨らんでいて、花が半開状態のものを発見しました。
千葉県ではまだ正式に自生が確認されていないようですが、近年、茨城でも発見されたそうで、可能性は十分にあると思います。
ちなみに、ムヨウランの開花は、時間帯によって開き方が異なるようですが、半開か全開の区別は、同一エリア内において、同一時間に 観察して、半開のものと全開のものが存在したということです。
2016年5月探索日記