子供の頃の記憶を辿りながら、千葉県の野生ランを探す
タシロラン、ナギラン、フウラン発見!!
(第35回)07月
タシロラン、ナギラン、フウラン発見!!
昨年の7月、念願だったナギランを発見しましたが、開花する前に、新たなナギランの自生地を求めて探索に出掛けました。
ナギランは、なぜか南向きの山の薄暗い場所に多く自生しています。「南向きで薄暗い」は矛盾しているように思われますが、
そんな所に多く生えていると、子供の頃、たくさん育てていた方に教わりました。
私が子供の頃に見つけた場所も、昨年見つけた場所も、そんな所でした。
ですから、ピンポイントでそのような場所を探せば、割と簡単に新たな自生地が見つかるのではないかと、気軽に出掛けました。
しかし、実際はなかなか見つからず、かなり苦戦しましたが、移動を繰り返し、やっと、見つけました!
昨年咲いた跡(種子)があるのですが、今年はもうじき開花時期だというのに、蕾が見当たりません。
昨年にエネルギーを使い果たしたのでしょうか?
もう一株見つけました!こちらは蕾がありました。開花が楽しみです。
午後からの探索でしたので、2株しか見つけられませんでしたが、
まだまだ探せばありそうなので、開花の時期にまた来たいと思います。
探索中の林道で、何やら生えているものを見つけました。
これは・・・、子供の頃に見たことがある菌従属栄養植物のタシロランだと思われます!
私は子供の頃から葉っぱのない腐生ラン(現在は菌従属栄養植物)には興味が沸かなくて、キノコのように来年は同じ場所に生えるのか
わからないものだと勝手に思っていました。腐生ランが多年草と知ったのは最近の事です。
特にコンプリートは目指していませんでしたので、開花時期も知りませんでしたが、開花(ピークは過ぎていました)しているところに
遭遇しました。
花を観察してみると、ラン特有の花弁もあり、葉っぱのない姿もこれはこれで面白いと思いました(探すしかない!?)。
子供の頃に興味があれば、いろいろ探していたんだろうなと少し後悔しています。
これからは腐生ランにも目を配りたいと思います。配ったところで見つからないかもしれませんが・・・一応です。
撮影は難しくていい写真は撮れませんでした。修行します。
今回は気軽にと言っても、ちょっと遠征しました。帰り道、立派なお寺に大きな木があったので、着生ランでも付いてないかと寄ってみると、フウランが
咲いていました!他の木にもたくさん自生していましたが、今回の紹介はここまでで。