子供の頃の記憶を辿りながら、千葉県の野生ランを探す

ヒトツボクロ新たな自生地発見!&コアツモリソウ発見か!?

                

(第53回)05月

ヒトツボクロ新たな自生地発見!&コアツモリソウ発見か!?


コアツモリソウが開花する時期になりました。
20数年前に自生していたという情報を得て、探索に出掛けました。
この場所は地元の人もほぼ使用しない林道で、一年中湿気があるような場所でした。この場所の探索は2回目ですが、一度目は昨年の夏 だったので、もしかしたら自生していても野生動物に食べられたりしてしまったのかもしれないと、再度開花時期に行ってみようと思っていました。
ここは、かなり「臭い」です。
小さいランなので、逃すまいとガン見しながらゆっくり林道歩いていると、昨年は発見できなかったヒメフタバランがプチ群生していました。




そして、林道を登りきった尾根の頂上付近のモミの木の下に、ヒトツボクロを発見!!


今となっては貴重なランですので、3箇所目の自生地発見はかなり嬉しいです。
ただ、花は咲きそうもないですし、一本しか発見できませんでした。
他にないか探していると、何やら双葉の植物が...。



ヒメフタバランだと思いますが、ちょっと葉っぱが違う気も...。
花が付いていたヒメフタバランと比べて見ると少し違う気もしますが、もしかしたら、かつてここに生えていたという、 コアツモリソウの可能性も...。
コアツモリソウとヒメフタバランの相違は、葉の形はほぼ同じに見えますが、質感が少し違うのと、コアツモリソウには中央に入った葉線 以外にも並行に複数の縦線が見られますが、ヒメフタバランには中央の葉線以外には網目状の横線が見られるだけで、 縦線はほとんど見えません。 写真では縦線が僅かですが入っている様に見えます。
下がヒメフタバランのアップです。

ただ、時期なのに花も付いていませんし、まあ、希望的観測込みで5%くらいでしょうか。

今回の成果(コンプリート)
なし