子供の頃の記憶を辿りながら、千葉県の野生ランを探す
クロムヨウラン開花・ヒナノシャクジョウ・ホンゴウソウ
(第58回)08月
クロムヨウラン開花・ヒナノシャクジョウ・ホンゴウソウ
そろそろクロムヨウランが開花する頃なので、とりあえず、昨年見つけた場所ではなく、新たな自生地を求めて
出撃しました。
トゲナナフシが出迎えてくれました。オスはほとんど見られないそうです。写真はメス。
昨年発見した場所はヒノキ林でしたので、ヒノキが多くある場所を基準に探索してみました。
すると、ランではないのですが、ちょっとレアな野草があったので、掲載します。
菌従属栄養植物のヒナノシャクジョウです。
あまり興味が湧かなかったので、何度か見かけていたのですが、撮影を見送っていました。
その右隣に赤い小さな植物が見えます。
これは、ヒナノシャクジョウとほぼセットで見つかるホンゴウソウです。
こちらも菌従属栄養植物です。
同じ共生菌で育っていると思われます。
かなり探索したのですが、クロムヨウランの新たな自生地を見つける事が出来ませんでした。
やむを得ず、昨年見つけた自生地へ向かいました。
昨年同様にたくさんの自生を確認出来ました。
ただ、やはり開花しているものは僅かでした。
昨年咲いて、枯れて残り、そこから今年生えて来ないものが多数見られました。多年草だと思うので、そこからまた生えてくるはずなのですが....。
もちろん、同じ場所から今年も出ているものもありますが、気になります。
近くの共生菌を使い切ったのかも...。