子供の頃の記憶を辿りながら、千葉県の野生ランを探す
ヨウラクラン、もしかしてベニカヤラン?
(第89回)05月
ヨウラクラン、もしかしてベニカヤラン?
いやっどーも。
全然見つからないコアツモリソウの開花時期ですので、未踏の沢へsinちゃんと出撃しました。
しかし、残念ながらいつも出迎えてくれるものしか見当たりませんでした。
やむを得ず下山し、近くの里山近辺を探索することに。
途中カタヒバなど見られました。
かなりの椎の大木があり、絶対に何かあるだろうと双眼鏡で覗くと、大量のムギランが。
着生ランを探す予定ではなかったので、望遠なくてわけわからんと思いますが。
ヨウラクランもまだ蕾ですが、かなり付いています。
開花時期に来れたら結構見応えがありそうです。
わずかですが、目線の高さにもありました。思いっきりピンぼけですが。
最後に、この里山の外れの木に数株ですが、カヤランが付いていたので、まだ咲いているかもしれないと、sinちゃんを案内しました。
しかし、残念ながら花は持っていませんでした。
もう一つ木に這うように生えていたカヤランがあったのですが、こちらも花はなく、来年咲くための蕾らしきものがありました。
まあ普通に見たらカヤランなんですが、年季が入ってるせいか、通常のカヤランより濃い緑色の葉で、やたら光沢があります。
僅かですが黒い点のようなものも。
カヤランでこんなに光沢があるものは初めてみたので、もしかしたらベニカヤラン(マツラン)ではないかと一瞬頭をよぎりました。
ベニカヤランは千葉県では長らく絶滅したとされていましたが、近年落下している個体が発見されたそうです。
自生している姿を捉えた人は近年いないと思いますので、千葉県ではチョーレアなランです。
まあ、ベニカヤランの大きな特徴である、葉にある点も、見つけた個体はカヤランによっては普通にあるレベルなので、
まあ違うと思いますが...。
とにかく蕾があるので、来春のお楽しみです。