子供の頃の記憶を辿りながら、千葉県の野生ランを探す

ムヨウラン発見!!

                

(第63回)05月

ムヨウラン発見!!


そろそろマメヅタランの開花時期がやってきました。マメヅタランはコンプリートしたものの、 かなり高い木の上に自生していて、良い撮影が出来ません。
子供の頃に見た大群生の場所を現在も探索中です。
その大群生を一緒に見たsinちゃんと探索に出かけました。
私自身、今回で通算7度目のアタックとなります。
片道4時間近くは掛かったであろう目的地を、二人の記憶を辿りながら探します。
しかし、通ったであろう道などはなく、大体この辺だろうという所を直線的に向かう事にしました。
何度か山を越え、沢に(谷)に降りてまた上るという作業を繰り返したのですが、今回もまたもや たどり着くことは出来ませんでした。
仕方なく、沢での定番、シュスラン属を撮影しました。

アケボノシュスラン


シュスラン


ベニシュスランとシュスランのコラボ


ミヤマウズラ


もうじき開花シーンも終わるギンラン


タケノコ採りや長芋(ジネンジョ)掘りのプロフェッショナルでもあるsinちゃん。
野生ラン探索もスペックでは私を凌駕しています。


結局8時間ほど山中をさまよって、駐車場のある林道へ上がってきました。
ヘトヘトになりながら、いつも休憩する場所で一息。
横には少し薄暗い、コナラなどがメインの雑木林が広がっています。
以前、mitsuさんとギンランやキンランなどを探索した場所で、落ち葉も多く、あまり良い場所とは言えませんでした。
ですから、最近はスルーしていたのですが、先日見つけたユウシュンラン(2本見つけたうち、1本はギンランでした)が落ち葉に埋もれそうな場所で自生していたのを思い出し、 もしかしたらと、休憩しているsinちゃんに「ちょっと見てくる」と林へ入って行きました。
するとsinちゃんもついてきて数分、何やらワラビみたいなものを見つけました。


sinちゃんを呼んで、「もしかしたらムヨウランかもしれない!」と伝えました。
クロムヨウランの蕾の状態になんとなく似ていて、でも時期がまだ全然早いから(クロムヨウランは8月頃開花)、クロではないと。
sinちゃんとまだないか探すと、あるはあるは、それこそワラビのように生えているので、「よっちゃん、ムヨウランって こんなに生えるの?」とsinちゃんに言われてしまいました。


私は実物を見たことはありませんが、私の野生ランセンサーは「YES」と言っています。
ただ、確かに多すぎです。50本まで数えてみましたが、それ以上はやめました。
密度が多い場所、少ない場所もあり、近隣の林も密度こそ薄いものの、無い所はないと言った状態...。
確かに、「こんなにムヨウランって生えるのかな...」
自信が無くなってきました...。
が、もしこれらがムヨウランで一斉に開花したら、凄いことになるかもしれませんね。
ただ、違ったらキンセイランとシュロソウを間違えた時くらい恥ずかしいですな!

あと15~20日ほどで開花しそうです。開花までドキドキです!
帰り際、手が届く位置に生えているシランを撮りました。




今回の成果(コンプリート)
ムヨウラン発見!!たぶん...