子供の頃の記憶を辿りながら、千葉県の野生ランを探す

ムヨウラン開花②

                

(第68回)06月

ムヨウラン開花②


先日は黄花のムヨウランの開花など見られたので良かったのですが、 群生エリアのムヨウランが何か動物に食べられてほぼ消滅してしまい、 挙句、開花時期も明らかにピークを過ぎていたので、私としては満足出来る撮影ではありませんでした。
そもそも1週間ほど開花を見誤ったのが痛いです。
それは、1輪だけ開花していたムヨウランのエリアが、まだすぐには咲きそうもない個体ばかりだったのが原因です。
つまり、裏を返せば、そのエリアは現在見ごろをむかえている可能性があるのではないかと思い、 ダメモトで出撃してみることにしました。
すると、前回咲いていた個体は消滅していたので、ここもダメか...と諦めかけましたが、すぐに 蕾の個体を数本発見しました。 ここはやはり遅いみたいです。
そして、咲いている個体も発見できました!
ただ、風は決して強くはないのですが、どうしても少しの風で花が揺れてしまい、綺麗に撮るのは難しいです。
やむを得ず、シャッタースピードを上げて撮影することにしました。
まずはスタンダードと言える紫が入っている個体






先日のような強烈な黄色ではないのですが、茎も花も黄色っぽい個体






そして、これは茎が濃い緑で、花も緑掛かっています。レアかも!


更に先日の大群生エリアでも見られた茎が赤褐色、花が黄褐色の個体



黄色掛かった個体は、上の個体以外、すべて副萼に膨らみが見られました。 エンシュウムヨウランの可能性があります。
紫が強い個体と、緑の個体には膨らみが見られませんでした。 ただ、同じエリア内にここまで色が違うムヨウランがあるという事は、シュンランやエビネのように、 変わり花(変種)が多い種なのかもしれません。
満足な撮影とまではいきませんでしたが、なんとか及第点でしょうか。


今回の成果(コンプリート)
なし