子供の頃の記憶を辿りながら、千葉県の野生ランを探す

アケボノシュスラン開花、ヒメノヤガラ発見?!

                

(第75回)10月

アケボノシュスラン開花、ヒメノヤガラ発見?!


晴れたので、ラストチャンスとみて、2年前に見つけた自生地へアケボノシュスランの撮影に行きました。
ただ、同じところではつまらないので、同エリア内の違う沢へ探索がてら入ってみました。
すると、見つけてあった自生地に負けず劣らずかなりの群生が見られましたが、花が終わっているものがほとんどでした。
ちょっと遅かったみたいです。
なんとか咲いているものを撮りました。


この感じだと、10月の1日くらいが開花のピークだったと思われます。
フレッシュな花はありませんでしたが、なんとか開花しているものがいくつかあったので、掲載します。
シュスランもかなりの自生が見られました。






探索中にシュスランが果実をつけている姿が目につきました。
雨が降って開花更新できなかったので、見つける度に恨めしそうに眺めていたら、葉が見当たらない果実を付けたシュスランらしきものがありました。
葉っぱを何かに食べられたんだろうなと思い、やり過ごそうとしたのですが、何かおかしい...
よく見ると、全く葉っぱが無く、更にそのような個体が近くに3本ありました。


これは...シュスランではなく、今年から探索を開始したばかりのヒメノヤガラに似ています。
ただ、ヒメノヤガラは7月から8月に咲くそうで、この個体を見る限り、少なくとも2週間から長くても3週間以内に開花した感じです。
9月になってから開花するヒメノヤガラなどあるのでしょうか?
私はもちろん実物を見たことがないですし、まして果実状態なので、はっきりと断言などできませんが、十中八九ヒメノヤガラではないかと思います。
ただ、9月になってから開花したであろう事が気になります。
しかし、7月に咲くマヤランは、9月から10月に咲く事もままあるそうなので、可能性は大いにあります。
秋咲きヒメノヤガラと言ったところでしょうか?
これがヒメノヤガラだとしたら、私の中で新発見となりますので、嬉しいのですが、来年の探索の楽しみが無くなったとも言えるので、 微妙です。
まあ、来年は”夏咲き”を探してみます?!
久々に先週と今週の2回山に入ったのですが、山に入ると何かしら発見や気づきがあり、無駄な日などないもんです。
これからは開花するものが春までありませんので、着生ランの自生地など見つけたら報告します。

今回の成果(コンプリート)
ヒメノヤガラ新発見か?!(たぶん...)